微生物活用研究会について
人類は技術の発達や経済の成長と共に生活を豊かにしてきました。しかし、この豊かさと引き換えに、たくさんの自然を破壊し、地球のいたるところに環境汚染問題を作ってしまいました。また、人々の健康的な生活の基本となる食の安全や、農業の明るい未来はまだ道半ばです。テクノロジーの高度化により、夢や希望が次々と実現されていく一方で、失ってしまうものもたくさんあります。
私たちは微生物の学際的研究を行い、その成果を自然科学的知見、社会学的知見、人文学的知見をもって定性的・定量的に把握し、これを農業の促進、鳥獣対策、水質浄化、生活環境整備、環境リサイクル、樹木再生等に活用します。私たちはこれらの研究や活動を通して、地球環境を保全し、人を幸せにし明るく希望の持てる社会を実現するためにこの研究会を設立いたします。


微生物活用研究会の研究分野
私たちは以下の活動を行い、その途中経過や結果を互いに情報交換しながら社会に貢献いたします。
1)農業
微生物を農地に施用することで土壌改良を促進し、農薬を使わず安全で美味しい農作物をたくさん生産します。
2)鳥獣対策
微生物のエネルギーで農地に有害鳥獣が入れない空間を作り、農作物や人を安全・安心な状態で鳥獣被害から守ります。
3)水質浄化
微生物がヘドロや細菌を分解する機能を利用し、池・湖沼・河川・海などの水を浄化し、生態系を復活させます。
微生物の化学反応を利用して汚水を浄化するため、汚泥を機械的に浚う「浚渫」とは根本的に考え方が違います。
4)生活環境整備
微生物が汚れや悪臭を中和・分解する機能を利用し、お掃除・お洗濯・下水道の浄化など、日々の生活環境を整備します。
5)環境リサイクル
微生物が生ゴミや家畜の糞尿を分解し良質な堆肥へ変化させる機能を利用し、SDGsに基づく資源サイクルを行います。
6)樹木再生
病気になったり枯死する樹木に微生物を散布して再生し、同時に土壌改良も行いながら、病気や枯死から樹木を守ります。





